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【Hoi4】気高きドナウに泰平を【民主化プレイ】〜Austro-Hungarian Empire mod AAR〜 第六章「反攻」

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このブログはHoi4のmod「Austro-Hungarian Empire」のAARです

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Forkv1.8.1

史実AI

一般兵

DLC全部盛り

(ゲーミングPCに乗り換えました)

 

前回からの続きです→第五章 https://vonr1830.hatenablog.com/entry/2020/01/17/222136

 

第六章「反攻」

周辺大国からの種々様々な圧力や参戦要請を躱し続け、独伊と対峙するに足る軍を整備することに成功したドナウ連邦。

 

その参謀本部は、独伊軍共に国境には最低限の師団しか配備されておらず、緒戦に大規模な突破が見込めるとして先制攻撃を主張してきた。

だがその一方で、一撃で両国を降伏に追い込むことはできず、彼我の圧倒的な国力差によってジリ貧となることもまた了知していた。

 

これらを踏まえた戦争遂行計画は、一年の熟成期間を経てより高次のものへと昇華され、「攻勢防御の為の攻勢」という結論を生み出した。

 

 

解放の尖兵たらんとする連邦軍将兵は開戦を今か今かと待ち望んでおり、士気はこの上ない程高揚している。

ドナウ連邦は遂に人類史上最大の戦争に足を踏み入れようとしていた…

 

 

 

はい本編入ります。

前回年明けてすぐに宣戦すると約束したな、あれは嘘だ。

テストプレイ時に泥沼化したことを受け多少作戦を変更したのでその分準備期間が伸びました。

今回は戦争の経過がメインなので今までとは形式が違い少し変則的になります。悪しからず。

 

そして。

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遂に連合国に加盟し、

 

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第二次大戦に参戦します。

戦線は三つ。主戦線であるドイツ戦線、イタリア戦線、ギリシャ戦線です。

 

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まずはドイツ戦線です。宣戦と共に全域で越境を開始。概ね優勢でありましたが、ベルリン正面での抵抗が激しく、消耗を避けるため優勢なうちに国境の要塞線まで撤退しました。

 

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バイエルン方面では西部から順調に突破をしていましたが、敵増援が到着しリンツ正面が劣勢になり始めました。

一度攻勢を止め、手の空いたイタリア戦線から山岳師団を引き抜き再び攻勢を掛けます。

 

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プロビ一つ一つを山岳師団を活用した延翼攻撃で落としていきます。

目標の川のラインまであと少しです。

 

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ポーランド方面は開戦から計画通りに進み順調そのものです。

 

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航空支援も活用し、最後には多少の犠牲も顧みずに突撃命令を出し続けます。

 

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遂に目標の進出ラインまで到達。

 

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ポーランド方面でも当初の目標まで到達しました。

この線を保持する為、山岳師団を機動防御に用い、指揮統制の切れた師団を隣の師団と順次入れ替える手法も積極的に使っていきます。

(筆者は勝手に師団ロンダリングと呼んでます)

 

プロヴィンス単位で最も防衛に適したこのラインでしばらく独軍の充足と人的を削り、我が軍による対独大攻勢の準備に必要な時間をも稼いでいきます。

 

これが「攻勢防御の為の攻勢」の真意です。

攻勢防御(反攻を前提とした防衛)に適した地点まで進出し、国境での防衛よりも多くの出血を敵に強要する。我が軍にとって最も理想的な戦争遂行の形です。

 

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ところ変わってイタリア戦線。山岳師団の集中配置で大突破を狙います。

 

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はい戦略目標であるポー川の線まで進出しました。経過はどこいった?と思われたことでしょう。

一週間足らずでここまで突破したのでスクショ撮り忘れてましたね。少しオーバーキル過ぎました。

兵力の節用は戦術の基本だぞ!みんなは気を付けようね!

 

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その後、独軍もこちらの戦線に殺到しドイツ戦線を越える猛攻を受けることになります。山岳師団と訓練途中だった予備師団さえも防衛に参加させ、全手動で機動防御と師団ロンダリングを続け凌ぎ切りました。

 

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半年もの間続いたその攻勢で枢軸軍、特にイタリア軍は1.5Mという甚大な被害を蒙りました。

このポー川における攻勢防御の大成功をきっかけに、敵はこの戦線でのイニシアチブを完全に失うこととなります。

 

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こちらギリシャ戦線。ドイツとイタリア戦線を全手動でやってた関係でこっちはAI委任してたんですが、ぜんっぜん進んでないくせに一番消耗しててAIの使えなさを実感しましたね。ええ。

やっぱ全手動ですよ全手動()

 

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人間が介入した途端あら不思議。

 

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こーんなに綺麗な包囲が出来ちゃいました。AI君はもっと学習して。

 

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そのままギリシャ解放。これで方面軍ごと遊軍と化したのでこれをほぼ丸々イタリア戦線に投入します。

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戦局の全景です。このラインまで進出した後しばらく防衛に徹します。

ということで戦線が動くまで間が空くので、今年取得したNFと研究の紹介をしたいと思います。

 

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42年式歩兵装備の研究ボーナス欲しさにNF「装備の標準化」を。

 

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左側の4つのNFを続けて取得します。欲しいのは最後の核技術の研究ボーナスです。

いやいやもちろん平和利用致しますよ。そりゃもう。これでもかって程平和にしてやりますから。はい。

 

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研究は陸軍系を優先して順当に。核研究も忘れておりませんよ。

これでNFと研究の紹介終わりっ!

 

 

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そして今年一番のニュースです。大日本帝国アメリカ合衆国に宣戦を布告致しました!

ということはもちろん…

 

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Oh, say can you see, by the dawn's early light, What so proudly we hailed at the twilight's last gleaming♪♪

大正義アメリカ様が連合国に加盟しました!

日帝よありがとう!

 

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そのまま対独戦にも参戦!これで勝つる!

 

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勢いそのままに、消耗しきって人的資源が0になったイタリアを早々に今大戦から退場させてしまいましょう。

ギリシャブルガリア方面、ドイツ方面から予備軍等をギリギリまで引き抜いて糾合し一斉に攻勢を掛けます。

 

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波状攻撃で枢軸軍の指揮統制を削りきり、南北三カ所からの突破に成功しました。

 

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分厚い皮より早い足。戦線維持なんかは後詰に任せ前衛は突破浸透と戦果拡張に専念します。

 

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充足も人的も足りないイタリア方面の枢軸軍は、攻勢ボーナスをたっぷり溜めていた充足満タンドナウ連邦軍を前に戦線を構築することすら能わずただ蹴散らされていきました。

 

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そのまま手動攻勢を続け敵首都ローマを奪取。バチカンは無事です。たぶん。

 

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その後はまともな抵抗もなく半島部を制圧。

 

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唯一アルパイン線を巡る攻防のみ、ドイツ軍増援の反撃を受け一時戦線崩壊の危機に陥りましたが、なんとか持ち直し現在膠着状態です。

 

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これが今大戦最初で最後の海軍の見せ場です。メッシーナに渡る陸軍を支援する為の沿岸砲撃です。

 

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海軍の支援によりシチリア島への着上陸に成功し、イタリア王国は降伏しました。

 

 

少し42年に食い込んでしまいましたが、ここで41年分を終わりたいと思います。

 

 

世界の趨勢 1941年

・太平洋戦争勃発

・米・墨、連合国に加盟&対独参戦

・伊、ドナウ連邦に対し降伏

 

次章 1942年「曙光」→ まだ

 

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ドイツ軍と正面切って戦い、これを退け前進したという事実。

イタリアを圧倒し、これを降伏せしめたという事実。

あのアメリカがドイツとの戦争に突入したという事実。

 

これらの事実は大々的に報道され、大きな世論の変化をもたらした。

端的に言ってドナウ連邦は勝ちに湧いていた。軍高官を除いて、政府から下々の国民に至るまで誰もが祖国の勝利を信じて疑わなかった。

熱に浮かされた政府は、英米仏と早くも講話後の欧州秩序に関して交渉を始めた。

 

あまりの気の早さに仏亡命政府には馬鹿にされ、米政府には呆れられたが、英政府だけが驚きつつもその交渉に真剣に乗り始めた。

 

連合主要四か国の会議の場においても、その領土的野心に加えて時代錯誤な復讐主義を隠そうともしないドナウ連邦はたびたび顰蹙を買っていた。

だが、本土を失陥したフランスと陣営に参加して間もないアメリカでは、今次大戦において最大の貢献度を誇るドナウと、「何故か」ドナウと密な連携を見せている陣営盟主のイギリスを相手取って強硬な態度に出ることは適わなかった。


戦後秩序の大枠は英墺主導で定められ、その達成に向けてドナウ連邦は遂にドイツとの決戦に挑むことになる…