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【Hoi4】気高きドナウに泰平を【民主化プレイ】〜Austro-Hungarian Empire mod AAR〜 第三章「騒擾」

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このブログはHoi4のmod「Austro-Hungarian Empire」のAARです

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 環境

Forkv1.8.1

史実AI

一般兵

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(低スペノートPC)

 

前回からの続きです→第二章 https://vonr1830.hatenablog.com/entry/2019/12/14/212052

 

第三章「騒擾」

1938年、オーストリア=ハンガリー帝国は怒涛の勢いで軍拡を進める独伊を背にしながら、横っ腹にも火種を抱えることになる。ルーマニアユーゴスラビア両国との国境紛争である。

民族主義、分離主義、隣国政府、既得権益、国際情勢。多種多様な要因を背景に引き起こされた一連の事件は、マスメディアを通じて喧伝され、帝国の臣民を煽り立てた。

半年以上に及ぶ最後通牒の猶予期間においてもその熱は冷める気配は無く、大衆は民主化を唱えたのと同じ口で賠償を求め報復を叫び、帝国外務省の弱腰を詰った。

 

そんな中、帝国の諜報員がルーマニアの動員計画についての新たな情報を入手し、これに対応するべく参謀本部は対ルーマニア戦に備えて詳細な作戦立案を開始した…

 

 

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はーい本編入りまーす。

民衆による民主化への要求が日々高まっています。

上の選択肢を選ぶと将来的に内戦が起きてしまうので、下の選択肢を選び国民精神「民主的抗議の主張」(政治力-50% 日毎の民主主義への支持+0.05)を得ます。

この国で内戦とか起きたらマジの地獄が顕現するので絶対避けなければいけない。

 

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NF「帝国の防衛」が完了したので、NF「ウィーン中央駅」を取得します。低地オーストリアのインフラを最大まで増加させます。

そして新たに共通軍12師団の徴兵を開始。

 

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研究は、デシメートル波レーダー、掘削Ⅱ、陸ドクの続きを。

軍の配置と戦闘計画からものすんごい敵意が滲み出てますね。そういうことです。

 

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NF「ウィーン中央駅」が完了したので、NF「ルーマニアへの戦略橋頭堡」を取得します。

冒頭の、対ルーマニア戦への作戦計画云々の文言はこのNFのことを指してのRPです()

 

このNFも大体終わり、おそらく対ルーマニア戦の作戦立案が粗方済んだんでしょうね。

 

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ルーマニアへの戦争目標の正当化が完了しました。

 

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そして宣戦布告。

作戦としては、全戦線で緩やかに拘束攻撃を掛けつつ、主力軍集団カルパチア山脈の先端から敵首都東部の平野に突破浸透。

敵軍を東西に分断した後に騎兵で首都を奪取、同時に敵軍の居ない黒海沿岸を駆け上がりVPを抑えて降伏させます。

 

国力的に勝利は間違いないですが、素早い決着が肝要です。周辺大国に干渉させる隙を与えず、軍の損耗も最小限に抑えなければなりません。

軍はもう一仕事残していますからね…

 

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全師団手動攻撃そして(ほぼ)全戦線優勢。

突破から後方に浸透して首都を無血で占領。(夢中でプレイしててスクショ忘れてました。)


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そしてルーマニア政府は無条件降伏。全土がオーストリア=ハンガリー帝国の占領統治下に置かれることとなる。

 

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そしてNF「ルーマニアへの戦略橋頭堡」が完了したので、NF「南チロルへの投資」を取得します。南チロルに軍需と建築スロットがそれぞれ2追加されます。

 

ルーマニアとの紛争が解決された今、喫緊の課題はユーゴスラビアとの国境紛争のみになりました。

ですが、近年ユーゴスラビアは航空機売却や友好条約締結などを通してイタリアとの関係を深めており、このまま放っておけばイタリアの庇護下に入り、バルカンにおける「第二のアルバニア」となる可能性があるため座視できません。

すなわちチロル、ゴリツィア、アドリアに加えさらにセルビア方面からもイタリアの息のかかった勢力に圧迫されることになり、我が国は相当な苦境に立たされることになります。

 

そうなる前に早急に脅威を排除しなければならないのですが、対ユーゴ戦時にイタリアに介入されるとひとたまりもないので、南チロルのイタリア系住民に帝国からの恩恵として職を与えることで彼らの忠誠を得て、介入の口実を潰しておきます。

 

(ロールプレイ的に何とかユーゴ戦を正当化するのに都合がいいので御託並べてますが本当はその次の研究枠追加NFが早く取りたいだけです。はい。)

 

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続いての研究は暗号化、特殊部隊、陸ドク続き、改良型野戦砲です。

 

ちょうどいいので背景で対ユーゴ戦の作戦計画を説明すると、戦力の3分の2をボスニア方面に配置。サヴァ川からドナウ川に面する前線は防衛に徹し、山岳兵を戦線突破の嚆矢としてまずモンテネグロ方面を突破し海岸部を奪取します。

同時にその少し北部から騎兵で突破し、川の前線に張り付く敵師団の包囲を目指します。

包囲完成後は騎兵がニシュまで突貫。これをもって降伏に追い込みます。

 

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そしてユーゴスラビアへの戦争目標正当化が完了したので、

 

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宣戦布告しました。

全戦線で優勢を得ましたが、騎兵の突破浸透に失敗したので、代わりに南部から山岳師団が反時計回りに侵攻を続け、敵師団の殲滅とニシュの占領を早期に達成しました。

そしてベオグラードが陥落し、


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ユーゴスラビア政府は無条件降伏しました。全土を占領統治下に起きます。

 

これで対枢軸戦時に背後を刺される可能性のある国家は消滅しました。…と言おうとしてブルガリアを思い出しました。ブルガリアも抑えてしまおうと考えましたが、国際緊張度を鑑みるとそろそろ英仏が出張ってくるのでやめておきます。

 

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NF「南チロルへの投資」が完了。そしてNF「研究への投資」を取得します。やっと研究枠が増えます。

追加で12師団の徴兵を開始しています。

 

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そしてついに、ついにこのイベントがやって参りました。

 

王党派民主主義の議論 驚いたことに、国民投票の要求と政権に反対するものに対する抑圧的な法案への反対が党内の討議である程度の支持を得た。王党派の指導力はまだ疑わしいが、いくらかの有力な面々は方針転換を支持している。中略 オーストリア=ハンガリー帝国のいくらかの指導者は妥協する用意が出来ている。 国民投票が必要だ。

 

政治力を100失い、与党がキリスト教社会党になりました。

そして新たにヴィルヘルム・ミクラスが政府首班となり、民主主義とあらゆる民族の平等を掲げる新国家、ドナウ連邦の成立が宣言されました。

 

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ドナウ連邦は、オーストリア=ハンガリー帝国をその前身としながらも、政府・軍隊から末端の官公庁に至るまで広範に改革を行い、見違える程に効率的な国家へと変貌した。

そして未だに軍政が敷かれていた元ルーマニアユーゴスラビアの両地域に行政機構を整備し、ドナウ連邦の領土として統合した。

 

民族の境界と行政管区の境界を一致させ、地方分権を進め、あらゆる民族がドイツ系支配から独立して自治を与えられ、ドナウの民として包摂された。

それでも、連邦の統一性を保障するために外交・軍事・貿易と関税は中央政府の独占的権限とされた。

 

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「指揮系統の混乱」の国民精神を得ました。

ドナウ連邦化でドイツ語の優位が崩れ、軍隊の運用に深刻な影響が及んでいるようです。

1年で失効する国民精神ですが、絶対にこれをくらう前に初期拡張を済ませて起きたかったのでギリギリでした。

 

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このmodの民主化ルートにのみ追加された新イベントが早速発生しました。

指定の地域で指定された開発を行うと安定度が+2.00%されるというイベントです。

今回の条件はスタニスワヴフに民需工場の建設とのことで早速取り掛かります。

 

ものすごく二重帝国感溢れるイベントで滾りますねこういうの。

 

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残されている重大な事案として、民主化以来しばらくの間明確に規定されることなく宙ぶらりんになっていたオットー・フォン・ハプスブルクの地位の問題があります。

 

一部の強硬派を除いて誰も双頭の鷲の隠棲など望んでおらず、引き続き国民統合の象徴として至尊の座にとどまって頂き、加えてこれからは象徴君主制の守護者となって頂くこととなりました。

 

国民精神「オットー・フォン・ハプスブルク」(安定度+10.00%)を得ます。

 

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そして安定度イベ2つ目が発生しました。

今回は南チロルにインフラ整備が条件なので、早速開始します。

 

1938年もあと少しですしかなり長くなってしまったのでこの辺りで終わっておきます。

 

世界の趨勢 1938年

・スペイン内戦終戦 (国粋勝利)

日中戦争継続中(蒙古国降伏寸前)

 

次章 1939年「動乱」→

https://vonr1830.hatenablog.com/entry/2019/12/29/222338

 

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二重帝国はルーマニアユーゴスラビアに電撃的に侵攻しこれを併呑したが、そのような暴挙を周辺大国が黙って見ているはずもなかった。

ルーマニアの際はソビエト連邦ベッサラビアの「保護」を名目に介入をチラつかせ、ユーゴスラビアの際はフランスがユーゴの独立を保障するためとして参戦を仄めかした。

 

オットー・フォン・ハプスブルクは単身クレムリンと花の都に乗り込み、スターリン・ダラディエ両首脳とそれぞれ直談判した。

 

そして、ソ連とフランス両国に対して対独戦時の全面的協力を約束し、加えてソ連に対しては「ポーランド東部・バルト三国フィンランドにおける人民の保護」を黙認するとの密約を結び、フランスに対しては1年以内の民主化を約束し、ようやっとルーマニアユーゴスラビア併合への黙認を取り付けた。

 

その稀に見る外交的才能で帝国の危機は救われたが、彼が残した協定によってドナウ連邦は新たな戦火に足を踏み入れていくこととなる…