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【Hoi4】気高きドナウに泰平を【民主化プレイ】〜Austro-Hungarian Empire mod AAR〜 第二章「暗雲」

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このブログはHoi4のmod「Austro-Hungarian Empire」のAARです

 導入mod一覧

・Austro-Hungarian Empire

・Japanese Language mod

・Coloured Buttons

・Strategic View Adjustment

 

 環境

Forkv1.8.1

史実AI

一般兵

DLC全部盛り

(低スペノートPC)

 

前回からの続きです→第一章https://vonr1830.hatenablog.com/entry/2019/12/11/211025

 

第二章「暗雲」

1937年、民主化へと歩を進め始めたオーストリア=ハンガリー帝国の現況はより厳しさを増していた。

独伊の猛烈な勢いでの軍拡に直面しながらも徴兵は遅々として進まず、また足元のバルカン諸国でも民族主義に関わる不穏な動きが見られており、その悪影響は国内にも及んでいる。まさに内憂外患である。

現在の帝国の指導層は焦りを隠せずにいる。彼らはもはや止められない民主化に抗うつもりはないようだが、最期に民主主義者には出来ない何かをしでかすつもりかもしれない…

 

 

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はい。本編入ります。

前回はNF「自由主義」を取得し日毎の民主主義への支援+0.10を得て民主化への一歩を踏み出した所まででしたね。

少し前後しますが、ほぼ同じ時期に民主主義改革者クルト・フォン・シュシュニックを政治顧問として雇用しています。

これで民主化へと大きく舵を切りいよいよ民主化プレイ本番です。

 

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次のNFは工業系を選択するつもりでしたが、陸ドク研究ボーナス2×100%が欲しいのでちょびっと寄り道してNF「次の戦争への準備」を取ります。

ドイツに陸軍の量で勝てる訳ないので少しでも質を上げなければいけないのです…

 

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研究は無線探知、集中工業Ⅱ、建築Ⅱ、改良型工作機械を。まあ無難ですね。

そしてこの時期から新たに共通軍8個師団の徴兵を開始しています。

 

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NF「次の戦争への準備」が完了したので、NF「五ヵ年計画」を取得し1×100%の建設技術研究ボーナスを得ます。

このNF自体より、このNFルートの先で得られる民需工場と研究枠が喉から手が出るほど欲しいんですよね。民需工場は欲しいけれども建ててる余裕なんてないのです。

 

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政治力が貯まったので、理論家にロタール・レンデュリックを雇い、陸軍経験値日毎+0.05と陸ドク研究+10%の効果を享受します。

質でも優れるドイツ軍と衝突するため、こちらも陸軍改革を行い軍質を向上させなければなりません。

 

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続いての研究は空ドクの続き(作戦整合性)、ゴム加工、そして先のNFの効果によって研究時間が短縮された陸ドクの続き(大規模作戦)です。

 

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そしてこんなイベントが

民主主義野党の結成 規制が緩和され、幾らかの反王党派宣伝を公然と行うことができるようになり、表現の自由が拡大された。組織化されたデモンストレーションとパンフレットはこれまでは、その多くが学術研究機関といくつかのオーストリア=ハンガリー帝国のより不幸な地域に限られていたが、この運動が徐々に広がりを見せていることは疑いようがない。中略 運動は弾圧されなければ自然に成長するだろう。」(クソ画質による誤読の可能性あり)

とのことで民主主義支持率+5.00%、安定度-5.00%です。

このようなリアリチーに関わるイベントがきちんと組まれてるとロールプレイが捗るのでありがたいですね。

 

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はいいつもの。

この時期に追加で共通軍12個師団の徴兵を開始。

 

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NF「五ヵ年計画」が完了し、続いてNF「ボスニア開発」を取得します。

ボスニアに鉄10を追加、建設スロット3追加、民需3追加、インフラ1改善という神NFです。

何より序盤での民需がこの上なくありがたい。

 

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政治力が貯まったので、戦争産業家イムレーディ・ベーラを政治顧問として雇います。

人気のある傀儡と産業指導者とで悩みに悩みましたが、軍需の建設速度+10.00%を優先してこの選択を取りました。

 

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NF「復讐主義」を取得します。戦争目標作成の国際緊張による制限が-50.0%され、戦争目標正当化時間が-40.0%されます。

 

一体何に復讐するんですか??ですって?

…いやあなんというかホラ、そのー…あのー、そう!あれですよ!国内の民族主義・分離主義を掲げる過激団体に対して、多岐にわたって非合法な支援をする隣国政府とか!

これなら「復讐」の理屈が通ると思うんだ、うんうん。

いや、万が一に備えてですよ。別にそんな隣国をこちらから攻撃したりする意図は毛頭御座いませんよ。いやだな〜。

 

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次の研究は掘削Ⅰ、計算機にします。

 

ここで師団編成を変更する経験値が貯まったので、大隊に歩兵6、砲兵2、重自走対空砲2を、中隊に工兵、偵察、支援砲兵を組み込んだ決戦師団の編成を作成しました。

装備備蓄と相談しつつ徐々にこの師団編成に乗り換えていきます。

 

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支援火器Ⅰ、改良型歩兵装備Ⅰを研究します。

背景にはなんの意味も御座いません。たまたま全陸空軍がカルパチア山脈で演習及び訓練をしてますが国境の内側ですからなんの問題もありませんよ。ええ。

 

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NF「復讐主義」が完了したので、NF「帝国の防衛」を取得します。陸ドク研究ボーナスを連続して研究に活かしたいからですね。

 

そろそろ1938年に近付いて来ましたので、この辺りで第二章を締めたいと思います。

 

世界の趨勢 1937年

ソビエト連邦にて大粛清

日中戦争勃発(中国優勢)

 

次章 1938年「騒擾」→ https://vonr1830.hatenablog.com/entry/2019/12/21/211647

 

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そうして1937年も暮れようとしていた頃、保守派新聞各紙が一斉に一連の衝撃的なスクープを報じた。

ルーマニア国境 演習中の帝国軍に銃撃、3人死傷」

「現地民族主義体幹部拘束」

ルーマニア軍 武器横流しか」

「羅政府 「でっち上げだ」」

 

ユーゴスラビア国境 検問所襲撃8人死亡」

「実行犯 ユーゴに逃亡」

「ユーゴ政府 関与否定」

「外務省 犯人引き渡し要求」

 

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立て続けに発生した非常にセンセーショナルなこの事件は、帝国の世論を激昴させた。

「出来すぎた」この報道に、革新派の論陣は冷静な検証と対応を求めたが、それは賠償と報復を求める民衆の大合唱に掻き消されていった。

ことここに至って、世論の突き上げに耐えられなくなった外務省は両国に「期限が違う」最後通牒を突き付けた。

ルーマニアには185日、ユーゴスラビアには255日。この長すぎる最後通牒の猶予に加え、オーストリアらしからぬ関係省庁の連携の良さと動きの素早さ。「何者か」の意図を感じる人間が出てくるのにそう時間はかからなかった。

オットー・フォン・ハプスブルクは一連の事件に「全く」言及しなかったために、革新派は省庁より上、ハプスブルクより下に「何者か」が存在し、その何者かが糸を引いている可能性を指摘する論陣を張ったが、大勢は変えられず時局は「何者か」の思惑通りに進むことになる…