【Hoi4】気高きドナウに泰平を【民主化プレイ】〜Austro-Hungarian Empire mod AAR〜 第五章「鳴動」
このブログはHoi4のmod「Austro-Hungarian Empire」のAARです
導入mod一覧
・Austro-Hungarian Empire
・Japanese Language mod
・Coloured Buttons
・Strategic View Adjustment
環境
Forkv1.8.1
史実AI
一般兵
DLC全部盛り
(低スペノートPC)
前回からの続きです→第四章 https://vonr1830.hatenablog.com/entry/2019/12/29/222338
第五章「鳴動」
ドイツ軍が欧州を席巻している間ドナウ連邦は不干渉を貫いていたが、ただ傍観していた訳ではなかった。
対独戦に備えて陸空軍は着々と増強され、参謀本部は綿密な作戦計画の策定を通して必要な攻勢準備期間を算出していた。
1年。
1年の間、ドイツと戦争状態に突入することなく軍の配備を進め続けられれば万全の体制が整い、ヨーロッパ解放の狼煙が上げられると結論付けられた。
加えて幸いなことに、イギリスのドナウ連邦への急激な接近にドイツは勘づいておらず、不意を突いて連合国に加盟し、ゼーレヴェとバルバロッサの準備に本腰を入れている背中を襲うことができる。
その為にも時期が来るまで両国の接近を隠し通す必要があった。
フランスと違ってさすが大英帝国の外交官は老獪で、ドナウ外交部の要請をよく理解し、友好とも敵対とも取れない微妙な外交関係を演じ始める。
あのナチを宣伝戦で煙に巻くということである。
しかし、背後を狙われているのはドナウも同じであった。
かつて墺洪帝国期に結んだソ連との協定と、独ソ間で結ばれたM=R協定とがソ連の東欧勢力圏として認めた領域は全く同じだと思われていた。
だがその情報には重大な瑕疵があり、ドイツが認めたソ連の東欧勢力圏にはドナウ連邦の一部領土が含まれていたのだ…
本編入ります。
再びイストリアに安定度イベ発生。造船所を建造します。
ソビエトロシアの圧力に屈してフィンランドがカレリアを割譲しました。大熊がこれっぽっちの領土で腹を満たすとは考えにくいですが…
研究ですが、昨年度からずっと陸空ドクトリンだけはほぼ欠かさず研究スロットに入れています。
軍最高司令部にマクシミリアン・デ・アンゲリスを登用して師団回復率+8.0%を得ます。
スクショを忘れましたがNF「シュコダ財閥を支援」を取得します。これ実はめちゃつよなので重要です。
カレリア割譲したにも関わらず正当化されるフィンランド。いつも通りといえばそうだけれどもやっぱりこのムーブはド外道だと思うよソビエト君。
開戦も近いので師団配置を紹介しておきます。
まず対イタリア戦線にこの編成の歩兵24師団と予備山岳師団6師団を配しています。山岳2個師団の増強を予定。
フォアアールベルクからズデーテンラント南西部までの戦線に24師団。
ズデーテンラント北西部からカトヴィツェ前面までの戦線に同じく24師団。
クラクフからソビエト国境までの戦線に急造12師団。12師団を増強予定。
対ドイツ戦線の軍はすべてこの編成です。
沿岸防衛に騎兵を用いてみました。沿岸全プロビに計24師団を配置。
これらに加えてアルバニア・ブルガリアの抑えに歩兵24師団。ドイツ戦線の予備戦力として山岳12師団。バルカン戦線の予備戦力と強襲上陸対策に山岳6師団。開戦までにこれを目標として追加徴兵していきます。
NF「民主主義の最前線」を取得します。現在我が国は本当に民主主義の最前線にある訳ですからこのネーミングには心くすぐられるものがありますね。
来年から忙しいので今のうちに世界各地の戦況をば。
ヨーロッパ大陸は枢軸に呑み込まれ、アフリカでも戦闘が続いています。
日中戦争は終わりかけです。
そしてこれです。まあ…うちはこれに何も口出しできないことになってますから…
NF「産業支援」を取得します。
政治力を使ってオーストロ・ダイムラー社を選択します。
イタリアがギリシャに宣戦布告しすぐに戦闘が始まりましたが、ギリシャ一国に押し込まれ逆にアルバニアを失陥。
そんなとこまで史実寄りにしなくていいから()
ソビエト連邦がベッサラビアの割譲を求めて我が国に対し戦争目標の正当化を開始しました。
この件に対する対応は後ほど。
研究続きです。
NF「帝都の拡張」を取得し民需と建築スロットをそれぞれ2得ます。
長い日中戦争が終わり日帝が中華を呑み込みました。まあいつも通りですね。
ここで国境に展開する赤軍の数を見てみましょう。
こんなもんまともに戦えるわけないだろ!!
ということでギリギリまで正当化に時間を使わせてから
モルドバを独立させます。ここで重要なのは傀儡ではなく完全な独立国家とすることです。
するとあら不思議。ソビエトによるドナウへの正当化が撤回されました。
所変わってギリシャ。1度はイタリアを圧倒しましたが、ドイツの参戦と多方面からの上陸作戦によって降伏に追い込まれ、結局南方の戦線が大きくなってしまいました。
研究はこんな感じです。
NF「工業地帯の拡張」を取得。軍需と建築スロットをそれぞれ2得ます。
そして1年の準備期間が過ぎ、全ての戦線を埋めることが出来ました。
増強予定であった、ドイツ方面の山岳12師団とバルカン方面の山岳6師団がまだ訓練途中ですが、キリの良さを考えて41年明けてすぐに宣戦布告したいと思います。
次回から本格的に戦争が始まります。乞うご期待。
世界の趨勢 1940年
・ソビエトによる東欧拡大開始。
次章 1941年「反攻」→ https://vonr1830.hatenablog.com/entry/2020/02/16/214403
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成立以来ドナウ連邦の外交と諜報は優秀な働きを見せており、その活躍は目覚ましいものがあった。
だが、その優秀な諜報分野が初めて出し抜かれ取りこぼした情報は致命的なものだった。
ドイツがソビエトの東欧勢力圏として認めた領域にベッサラビアが含まれるというものである。
大熊に首根っこを掴まれ公然と脅されて初めてドナウ連邦はその脅威を知ったのである。
政府は蜂の巣をつついたような騒ぎとなったが、やがて1つの冷静な、いや冷酷とまで言える対処が最善だという結論に至る。
モルドバ独立である。
ソビエトは「ベッサラビアの割譲」を要求してきており、我々がそれを飲むことができないことを見越して宣戦まで視野に入れた軍の配置を行っている。
そこでベッサラビアそのものを我が国の管轄外にしてしまえば、我が国がアカの要求に屈することもなく、同じく我が国が宣戦される筋合いもなくなる。
ドナウ連邦中央政府はモルドバ全域で直ちに住民投票を行い、連邦からの分離独立の是非を問うた。
しかし、結果は反対が圧倒的多数を占めた。ソ連の膨張に直面するなかトカゲのしっぽのように切り捨てられることへの恐怖と、何より彼らが「ルーマニア」としての独立を望んだことが背景にあった。
間もなくモルドバ各地で「ルーマニア」分離独立を求めるデモが同時多発的に発生した。
政府はこれを分離主義者のデモとだけ報じた上で、先の住民投票の集計において不正が行われたことが「発見」され、独立を望む民意が曲げられていたと「謝罪」し独立を約束した。
そして現地の協力者による臨時政府樹立を待ち、ドナウ連邦は同地におけるあらゆる主権を放棄した上即時撤退し連合各国に新国家を承認させた。
この新国家の政体が民主主義であったことが今後の世界情勢の行く末を決定付けることとなる…